Why

なぜこの仕事をはじめたのか

 50歳を目前にして仕事に行き詰まりを感じ、このまま会社勤めを続けるかどうかで悩んでいたときのこと。都内の某ターミナル駅前の占い処へはじめて足を踏み入れました。入るまでに30分程も悩んで、やっとの思いで入った占い師さんのいる個室で「仕事を辞めるかどうかで迷っているのです。手相をみていただけますか」と伝えました。

 ところが。占い師さんは私の手の平にさっと目をやると、そのあとは、ドアから入ってきたときの第一印象から始まって、どうしてそんな話をされるのかこちらとしては理解できないことを延々と話されるのです。困惑しながら「あの、それで、私は仕事を辞めた方がいいのでしょうか、続けた方がいいのでしょうか?」とたずねると、「そうですね、ま、潮時だと思いますよ」と抑揚のない声で一言。その間、私の陥っている状況についての質問はひとつもなく、まるで私の抱えている問題になど興味がないという感じなのです。…??? これは、いったいどういうことなのでしょうか?

 その日はもう一か所、自宅最寄駅併設のショッピングセンター内にある占いブースへも行ってみたのですが、結局、結果は似たり寄ったりでした。…せめて、ふりでもいいから親身になって気持ちを聞いてくれたらいいのに。嘘でもいいから、何か力づけの言葉をくれたらいいのに!少しの怒りと割り切れない気持ちを抱えて帰宅。自分はこのまま今の仕事を続けるべきなのだろうか…再び悩みごとが頭をもたげたそのとき、どこかでピカリとあかりが灯りました。いまから勉強をして、自分が占い師になるというのはどうだろう?私のように合理的な方法ではもう問題解決の糸口がみつからないという人の力に、私自身がなるというのは?

 かくして私は、アルバイトをしながら西洋占星術の勉強をはじめました。そして占い処のブース出演を経て、コンサルテーションの道へと自然に歩を進めました。占い処へみえるお客様のご相談内容は、ほとんどが自分の人生に対する真剣で現実的なものばかりだったからです。

SATOMI KUMAGAI

SATOMI Kumagai熊谷 怜美

1959年東京生まれ。企画制作会社秘書、製薬会社総務 等、会社員として長く勤める。
2008年オーバーワークからストレス性疾患を抱えたことを機にメディカルハーブと西洋占星術の勉強を始める。まついなつき、Nico、ノエル・ティルに師事。
2011年独立。都内デパートにて対面鑑定開始。
2014年都内港区南青山にアストロコンサル313、コンサルテーションルーム開設



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